2004年12月17日

コードレステスター

コードレスの検電テスターです。ボディアースしなくても使えますので、作業中あちこち繋ぎ換える必要が無く、なんだかんだ言って使用頻度の高い物ですから私達プロにとってもけっこう重宝します。
どんなふうに使うかというと、下の画像でご説明しますと・・・
ヒューズボックスのチェックをしているところですが、左の画像ではまだ通電していません。素手(左手)で車体金属部に触れると通電し、ランプとブザーで知らせます。(右の画像/ボルトの頭に触っています。)
つまり・・・人体を通して通電チェックしているわけですね。ちょっと気持ち悪いと思うかも知れませんが、特に実感できるようなショックなどは皆無です。人体は抵抗が大きいですからこの程度の電圧では流れる電流もごく微少で、感じることはありません。(まあ、厳密に言えば感電してるって事なんでしょうけど。)



1ヶ所調べるだけなら普通の検電テスターでもいいんですが、エンジンルームと車内であちこちチェックするときなんかは非常に便利で、使い出すと手放せないですね。
posted by ナガサワ at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | DIY道場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月27日

電源の取り方

何か電装品を取り付ける場合、実際に自分の車でどこから電源を取るかを考えてみましょう。
電源を取る方法としては大きく分けて3つあります。取り付ける機器の仕様や容量、取付位置などによって変わってきますし、説明書に指定されていればそれを優先します。今回は代表的な電源の取り方を大雑把に説明してみます。

a.バッテリーから直接取る
消費電力の高い機器を取り付ける場合、既存の配線に割込ませると容量を超えてしまうことがあります。このような場合はバッテリーから直接プラス電源を取り出して配線します。

1.バッテリーのプラスターミナルに電源取り出し用の配線コードを直接接続する。
2.この配線コードの反対側に、取り付ける電装品のプラス電源を接続する。

* バッテリーから直接電源をとる場合には、必ず電装品のプラス配線の手前でヒューズを割込ませる。万一ショートなどが起きた場合、電装品に過大電流が流れないように保護。

b.ヒューズボックスから取る
ヒューズBOXの平形ヒューズをヒューズ電源と差し替える方法です。

1.エンジンルームや運転席の足元などにヒューズボックスがあるので探す。
2.ヒューズボックスの平形ヒューズをヒューズ電源と差し替える。
3.これを電装品のプラス電源に接続する。

* 必ず同じ容量(アンペア)のヒューズと交換する。
* ヒューズ電源のコードが出ている側をヒューズボックスの+側(検電テスターで確認)へ。反対だとヒューズが切れることがる。
* 平型ヒューズ電源には配線に管ヒューズがついています。取り付ける機器が容量を超えないように注意・確認
* 平型ヒューズと「ミニ」平型ヒューズがあるので、車種により要確認。

c.既存の配線から分岐する
コネクター等を使って既存の配線コードから分岐して電源を取り出す方法。バッテリーもヒューズボックスも位置的な制限や配線取り回しの関係から難しいことも多く、実質的に1番多用される方法とも言えます。 キーシリンダー近辺やシガーライター電源等、候補となる配線はいろいろありますが、作業のしやすさなどは車種にもよります。

1.電源を取り出す配線を探す。(前回の検電テスターで確認。)
2.コネクターを使って分岐する。(配線コードを分岐用コネクターにはさみ、プライヤー等でかしめることで、ワンタッチで作業できます。)

d.アースする
配線はアースして(−側の接続)初めて完了です。(ボディ)アースしなければ電気は+から−へ流れることが無く、何をどう付けても機能しません。塗装やサビ・汚れの無い車体金属部に確実にアース線(通常は黒コード)をつなぎます。
posted by ナガサワ at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | DIY道場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

検電テスターの使い方


あると便利、というより、電気まわりをいじったり何か取り付けする場合にはこれが無いと始まらないという、基本中の基本です。
車のあちこちに配線はたくさんありますが、電気が流れているかどうかは眺めていたってわかりません。通電を確かめる(=検電)のに使います。テスターとはいいながら電流や電圧は測れません。電気が来てるか来てないか、それだけです。構造はいたって簡単、電気が流れると内部の電球が光るという、小学生レベルの理屈です。

[使い方]
1.クリップを車体の金属部がむき出しになった所に確実にはさみます。(=ボディアースする。) 車体金属部はバッテリーのマイナスターミナルと同じです。塗装やサビ・汚れのないところに確実に固定します。
2.検電テスターの先の針の部分を配線コードに突き刺します。通電していれば柄の部分が光ります。
ヒューズボックスを検電したい場合はヒューズを外して中の金具(ヒューズと接する部分)にテスターの先をあてます。

* 光れば電気が流れている事になります。光らない場合はマイナス配線か、キーの状態によりまだ電気が来ていないか、またはどこかで断線しているかということになります。(テスターが壊れているというのはナシです。)

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ところで、何か取り付けようとして説明書を読むと、「B電源」とか「ACC電源」とか書いてありますよね。これっていったい何なんでしょう?

常時電源(B):読んで字の如し。キーを回さない(OFF)状態で常に電気が来ている所。
アクセサリー電源(ACC):キーOFFでは電気が来ず、ACCまで回すと電気が来る所。
イグニッション電源(IG):エンジンをかければ全ての線に電気が来ます。キーをACCまで回したときは電気が来ないで、エンジンをかけて初めて電気が来る所。

電源の種類としては基本的にこの3つです。これを探すのに検電テスターがいるというわけですね。

* ヘッドライトのON/OFFで使用する器具を付ける場合は、キーを抜き、ライトを点けた状態/消した状態をそれぞれ確認します。
posted by ナガサワ at 21:10| Comment(2) | TrackBack(0) | DIY道場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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